未経験から1年で東京のIT研修講師へ!教える立場で気づいたエンジニアに本当に必要な2つのこと

挑戦する新人エンジニアの軌跡

こんにちは!2025年4月に未経験からIT業界に飛び込み、現在エンジニアとして日々システム開発に取り組んでいます。

先日までの約2ヶ月間、東京で開催された「2026年度新入社員向けIT研修」にて、講師をしてきました!

未経験で飛び込んだ私が、1年後には教える立場になるというプレッシャーもありましたが、非常に多くの学びを得た期間でした。

今日はその研修を通して見えてきたことについて、お話したいと思います。

研修の様子

今回の研修は4月中旬から6月中旬まで東京で行われ、18歳から25歳までのフレッシュな新入社員24名が参加していました。

私が担当したのは、世界中で使われている「Java」というプログラミング言語を学習するコースと、5人1組でゼロからシステムを作り上げる実践コースの2つです。メイン講師をサポートしつつ、受講生一人ひとりのつまずきを個別でフォローする「サブ講師」として参加しました。

学生時代からプログラミングを学んできた人もいれば、今回が人生で初めてプログラミングに触るという人もいて、受講生のレベルは本当に様々でした。

そんな受講生と向き合う中で、私が強く感じた「2つの気づき」をご紹介します。

AI時代で自身のスキルを上げるために、大切なこと

今回の研修で一番驚いたのは、受講生の「AIへの向き合い方」の変化です。

私が1年前に同じ研修を受けていた頃は、「AIに答えを聞いたら知識が定着しない」という否定的なイメージがまだ根強くありました。しかし今年は全く違いました。受講生の9割がChatGPTなどのAIツールを当たり前のように使いこなし、「わからないことはまずAIに詳しく教えてもらう」という学習スタイルが定着していました。

実際、今のAIは優秀なアシスタントであり、壁にぶつかった際にも、エラー原因と修正の糸口を瞬時に提示してくれます。

では、AIがコーディングをサポートしてくれる時代に、私は受講生に何を伝えられるのかを考えていました。

私は、AIを使うこと自体は全く問題ないと考えています。プロの現場でもAIは強力なパートナーです。しかし重要なのは、「AIの出した答えを鵜呑みにする」のではなく、「AIの知識を咀嚼し、自分の力にできるか」だと思っています。

そこで私は、システムを作った受講生に対して「このシステム、どういう仕組みで動くようにしたの?」と、あえて雑談ベースで説明してもらうようにしました。理由としては、AIの力を借りたとしても、それを「自分の言葉で言語化」できれば、それは本人のスキルになると考えたからです。

AIに使われるのではなく、AIを使いこなす。私は、AIとどのように共存していくのかが、今後大切になっていくと思いました。

相手の視点に立つというスキルの大切さ

もう一つの気づきは、質問対応での私自身の失敗から生まれました。

AIだけでは解決できない複雑な問題で行き詰まっている受講生に対し、私は「何に困っているか」を聞き出し、的確な解決方法を提示しているつもりでした。しかし、後になってその受講生がまた同じようなポイントでつまずいていることに気がつきました。

原因としては、私は「自分にとっての当たり前」の基準で情報を渡しており、相手がなぜそこでつまずいたのかという「背景」や「本質」まで理解したうえで、解決方法を伝えられていませんでした。

自分が教わる時は「もっとこちらの目線に立って教えてほしい!」と思っていたはずなのに、いざ教える立場になると、それがすっぽり抜け落ちてしまっていました。

それからは、「この人は今、根本的に何がわからなくて困っているのだろう?」「自分が知識ゼロの状態だったら、どう教えられると理解しやすいだろう?」と、徹底的に相手の視点を想像するようにしました。結果として、受講生の理解度は上がり、受講生に感謝される機会が増えました。

これはシステム開発の実務においても重要なスキルだと思いました。パソコンに向かう仕事であっても、その先にいる「人」の本質的な課題に向き合わなければ、本当に良いシステム(=価値)は生み出せません。

私もこれからエンジニアとしてキャリアを積んでいく上で、忘れてはいけない視点だなと改めて感じました。

最後に

東京での2ヶ月間、毎日が発見の連続であっという間に過ぎていきました。

最初は不安や緊張もありましたが、受講生たちと共に走り抜け、エンジニアとしてもビジネスパーソンとしても、自分自身がもう一段階レベルアップできたと確信しています。

これからも様々な経験を糧にして、より大きな価値を生み出せるエンジニアを目指し、挑戦を続けていきます。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!