こんにちは、2025年4月からIT業界で働くことになった新人エンジニアです。
先日、地元の経営者の講演を聞く機会がありました。社会人経験も浅い私にとって、普段なかなか触れることのない経営者の話はとても刺激的でした。
経営者の視点から語られた内容の中には、新人の私にとって大きなヒントになる言葉がいくつもありました。今回は、その中で特に印象に残った考え方や、私自身がそこから何を感じたかをお話します。
講演していただいた企業と講演内容について
満寿屋商店と藤森商会 地域に根ざした企業の魅力
今回、講演を聞いたのは地元十勝に根付いた企業として有名な「満寿屋商店」と「藤森商会」の経営者の方々です。
「満寿屋商店」は、地元で親しまれているパン屋さんで、日本一敷地の広いパン屋として知られる「麦音」を運営していることでも有名です。
「藤森商会」も地元で有名な飲食店で「ふじもり」という食事処や「インデアン」というカレー屋を運営していることで有名です。
どちらの企業も私が小さいころからよく利用させてもらっており、そんな企業の経営者の方々からビジネスの話を聞けることがとても楽しみでした。
今回の講義の主な内容について
今回の講義の主な内容としては「人材育成」にフォーカスした内容となっていました。特に若手社員が実際に商品開発を行うプロジェクトなど、実践的な取り組みを通じて育成を行っている事例が紹介されました。
私は若手社員の立場で講演を聞く中で、経営者がどのような姿勢や考え方を若手に求めているのかを知ることができました。
経営者の言葉から見えた、仕事に大切な2つの視点
今回の講演はどれも経営者の考え方を知るうえでとても参考になりました。その中でも以下2点について心に残っています。
- 私たち(「満寿屋商店」と「藤森商会」)は十勝への愛が強い人と一緒に働きたい
- 人材育成でのポイントは仕組みを統一化する
この2点について具体的にお話しします。
「地元を愛する力」が企業の魅力を高める理由
「満寿屋商店」と「藤森商会」が求める人材像は、「十勝への愛が強い人と一緒に働きたい」というものでした。もちろん、性格や人間性も重要ですが、それらに加えて十勝への愛も重視されていました。
最初はこの考え方に少し疑問を持ちました。「好き」だからといって仕事ができるわけではないし、「好き」でなくても仕事は成り立つのでは?と思ったからです。
しかし、実際に企業の話を聞く中で、「地域を好きだ」という気持ちが、単なる感情ではなく、仕事に対する姿勢や行動に深く影響することを理解しました。地域を好きだからこそ、お客様により良い価値を届けたいと思える。その気持ちがサービスの質に直結し、企業そのものの魅力を高めていくのだと実感しました。
多店舗経営を支える“仕組み”の力
「満寿屋商店」、「藤森商会」両社とも地元十勝に複数店舗を展開しており、それだけ多くの従業員を一貫した方針でまとめる必要があります。その中で、「仕組みの統一化」が重要な鍵になっていると感じました。
店舗ごとの独自ルールを廃止し、全店舗で共通の運用ルールを設けることで、社員はどの店舗でも同じように働きやすい環境が整うとのことでした。
このように、どの店舗でも同じルールで業務が進められることで、教育や管理の効率が高まり、組織全体としての安定性が生まれます。その安定した基盤があってこそ、新しい店舗を安心して展開できるのだと感じました。
挑戦を後押しする“仕組み”と経営者の想いを感じて
今回の講演で「挑戦する社員を増やせるような仕組みを作りたい」というお話もありました。
経営者としては次々に新しい挑戦をしていきたいものの、現場の一部社員とはモチベーションに差があり、そのギャップに悩むことも多いとのことでした。
そのギャップを埋めて挑戦することが良いという雰囲気を作り出したいとのことでした。
具体的にはどこの店舗が一番良かったかをお客様にアンケートを取り、その順位を社内で共有する仕組みを作ることでそれぞれの店舗が試行錯誤して色々なことに挑戦する機会を与えているそうです。
社員一人ひとりの小さな挑戦が、仕組みによって可視化され、評価されるような環境づくりが、挑戦を後押ししているのだと感じました。
こうした仕組みを整えるほど、経営者は挑戦する社員を増やしたいと本気で考えているのだと感じました。私は社員という立場で講演を聞いていましたが、経営者の想いや期待を受けとめ、私自身も主体的にさまざまなことに挑戦していこうと決意しました。
地域と向き合い、挑戦を恐れないエンジニアになるために
今回の講演を通じて、私がこれから大切にしていきたいことは、次の2点です。
- 地元・十勝についてもっと知り、この地域に貢献したいという思いを強くしていく
- 失敗を恐れるよりも、挑戦することに価値があると捉え、積極的に行動してみる
私は以前から地元十勝の力になりたいと思っていました。
ただ、まだ知らないことも多く、この地域の魅力や課題をもっと深く理解したいと考えています。
そして新人エンジニアとして、たとえ小さなことでも自ら新しい課題に手を挙げ、積極的に取り組む姿勢を大切にしたいと感じました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後も、新人エンジニアとしての学びや気づきを中心に発信していきますので、次回もぜひ読んでいただけたら嬉しいです。
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