こんにちは、2025年4月からIT業界で働くことになった新人エンジニアです。
私は以前、経営者の講演を聞いて、「なぜ働くのか」「自分にとっての軸とは何か」について従業員側も考えることが大切と考えました。
今回は、私自身が「なぜ働くのか」「自分にとっての軸とは何か」を問い続けた結果、エンジニアという道を選んだ背景や理由についてお話しします。
さらに、実際に働いてみて感じたことや、今どんな気持ちでこの仕事に向き合っているのかもお伝えします。
私がエンジニアになった経緯
まずは、私が全くの未経験からエンジニアを目指すことになった経緯をお話しします。
「なぜ私がIT業界を選んだのか」というブログにも書いていますので、合わせて読んでいただけるとうれしいです。
高校では商業を学び、卒業後は一般企業で事務職として働いていました。簿記などの知識を活かしながら、3年間安定して勤務していました。職場環境も良く、ワークライフバランスも取れていて、とても働きやすい優良企業だったと思います。
ただ、ある時ふと「このまま会社に依存していて大丈夫だろうか」と感じるようになりました。社内の業務は問題なくこなせても、一歩外に出たときに通用するスキルが自分にはほとんどないことに不安と焦りを覚えました。
そこで私は、「個人で稼げる力を身につけたい」と思うようになりました。そして、その力を生まれ育った十勝で活かすことができれば、より理想的だと感じ、様々な働き方について調べ始めました。
その過程で「エンジニア」という職業に出会い、「これなら自分も努力を重ねて成長できるかもしれない」と感じました。こうして私は、エンジニアになることを決意しました。
実際にエンジニアになってみて感じたこと
エンジニアとして働き始めて、気づけば4か月が経ちました。働く前に想像していたことと、実際に現場で経験したことの間には、さまざまなギャップや学びがありました。今回はその中でも、特に印象に残っていることをお話ししたいと思います。
常に学び続ける姿勢が求められる
まず感じたのは、「継続的な学習が欠かせない」ということです。私は未経験からエンジニアになったため、特に最初の頃は分からないことだらけでした。日々の業務でも、新しい知識や技術に触れるたびに調べて学ぶという繰り返しです。
また、現場ではAIの存在感も非常に大きくなっていることを実感しました。私自身も、入社後1か月半ほどで、1人で開発の一部分を任される場面がありましたが、これはAIのサポートがなければ成し遂げられなかったと思います。
しかしその一方で、「AIに頼りすぎること」への危機感も覚えています。AIが非常に高性能になったことで、表面的には成果が出せても、自分の理解が深まっていないまま進んでしまうリスクもあります。実際、AIに要望を入力するだけでコードを出力してくれる状況の中で、「コードを読む力」や「意図を理解する力」を持ったエンジニアの価値は、今後さらに高まっていくのではないかと感じています。
私は、AIはあくまで「道具」であり、自分の技術を磨くことをおろそかにしてはいけないと感じています。だからこそ、これからも学びを継続し、スキルを着実に伸ばしていきたいと思っています。

コーディングだけではない、仕様決定の大切さ
もうひとつ、エンジニアとして働き始めて驚いたのは、「仕様を決めるのに多くの時間がかかる」ということです。
入社前は、エンジニアの仕事=ひたすらコードを書く、というイメージを持っていました。しかし実際は、画面設計や機能の目的、今後の拡張性を考慮したファイル構成など、コードを書く以前に決めるべきことがたくさんあります。ユーザーにとって使いやすい画面をどう設計するか、今後の変更に備えてどう設計すべきかなど、考えていく必要があると感じました。
こうした「考える時間」は、見えにくい部分かもしれませんが、サービスの品質に直結する重要な工程です。逆に言えば、ここをおろそかにすると、後からの修正コストが大きくなってしまうこともあります。
最近はAIが非常に優秀になり、コードを書くという行為自体のハードルはどんどん下がっています。その中でエンジニアが価値を出していくためには、「仕様を考える力」「ユーザーのニーズをくみ取る力」など、より本質的なスキルが求められているのではないかと感じています。
私がどうエンジニアとして仕事と向き合うか
ここまで、私がエンジニアを目指した理由と、実際に働いてみて感じたことをお話ししてきました。最後に、「なぜ働くのか」「自分にとっての軸とは何か」について、お話ししたいと思います。
私がエンジニアという職業を選んだ一番の理由は、「個人で稼ぐ力を身につけたい」という思い、そしてその力を生まれ育った十勝で活かしたいという願いからです。
この想いは、今も変わっていません。
私自身エンジニアになって迷ったり、壁にぶつかったりすることも多々あります。
そんなときはいつも、自分の原点に立ち返って選択や行動がブレていないかを確認しています。
今回このブログを書きながらも、「自分はなぜ働くのか」という問いを繰り返すことで、自然と考えが整理されていきました。働くことは、人生の大半の時間を占めるものです。だからこそ、自分の働く目的を持つことは、日々のモチベーションや充実感に直結するのだと感じています。
皆さんも、ぜひ一度ご自身の「働く理由」について考えてみてください。
それが見つかれば、前向きに仕事に向き合えると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。次回もぜひ読んでいただけると嬉しいです。
コメント